西側隣地・プライバシー対策(前編) |
連休中 南面から家全体を撮影…緑がすっかり濃くなって
居間からは、コナラの木で完全に前の家の姿が隠れてしまいました。
5月10日、西側隣地のモデルハウス(上写真左の建物)がオープンしたようです。
(宣伝がゆき届いていないせいか、お客さんの出足はいまひとつ…)
このモデルハウス…東側にあまりスペースがなく、こちらに迫ってくる感じがあります。
さらに、その東面に巾2400㎜ほどもあるおおきな透明ガラスの窓があり、
頻繁に立つ台所の窓としっかり視線がぶつかります。
こちらもいやですが、むこうは子供部屋なので、
常に覗かれてる感じがしてしまうのではないでしょうか?
この大きな窓から見えるのは、物置とデッキの波板くらいでは?
そして、当初計画にはなかった筈の通路が境界沿いに出来ており、
我々が通路として使っている範囲としっかりシンクロしています。
さらにさらに…向こうのテラスから通路へと降りる階段が出来ていて
デッキで何かしていると、いやでも視線がぶつかる、、、という
「いくらなんでも通路はないでしょ!とはおもいましたが…どうしてもこうしたいというのならこちらは法律上、文句は言えない」というのが事実としてあり、、、
とにかく通路のことや我家側の植栽計画がどうなるのか、4月中旬不動産会社に問い合わせをしました。「当初から東通路側には木を植える計画はない」とのことでしたが
とにかく現場で我家側から隣地を見て話を聞いてもらおうと週末に来て頂きました。
向こうの言い分をまとめると
この建物の視線は全て南側に向いているように計画されている。
東側ではあるが、ここはバックヤードとして機能していてどうしてもメンテナンス用の通路が必要である。ここには配管が通っていて木を植えられない。
東側の窓は、型ガラスに出来ない。レースのカーテンを付けるので問題ない。
・・・といったところ。
でも、どうして視線が南側に向いている建物なのにあんなおおきい透明の窓が東側に必要だったのだろう?南にも部屋に相応した掃き出しの窓があるのに、、、
工事を見ていたかぎり、通路の所は配管が通ってないので木を植えることは可能では?
レースは夜になれば見えるし、昼 我々からは見えなくても向こうからは覗けます。
それにしてもやはりこの家は、モデルハウスとしての見栄えが優先の建物です。
2階からテラスへ降りる螺旋階段が目を引いたり、南の庭とアプローチの西側は、
いろいろ考えられている部分が見て取れます。
しかし、客の目がゆき届かない北側と、東側は行き当たりばったり風…
私の個人的な印象ですが設計者はあまり現場を観察せず見栄えだけを考えて
机の上だけで設計してしまったような感じがするのですが。
…まぁつっこみどころはいろいろあれど、言ったところで…とおもって黙っていたのですが
あまりに不動産側の対応が「何もやってくれそうもない」雰囲気で
つい「まちづくり条例」の本質を楯にして熱く論じてしまった、、、(かなり反省)
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その数日後 再び不動産会社の方がいらして
「通路の脇にずーっと木を植えることにしました」と言ってくださった。
手のひらを返すような対応に少々あっけにとられてしまったが、本当に助かった!
私が熱く論じたことで、恐れをなしたか?いや
どうも北側の隣地からも「植えた木が小さすぎる!」とクレームが出たらしい。
型ガラスのトイレと洗面所の風ヌキ窓から覗かれる、とのことらしい…
人の感情はいろいろなので…(ちょっと、いやみっぽいかも私)
でも、おかげで助かった。
我家側で木を植えるとなると、向こうのレベルが高い分
そうとう大きな木を植えないと視線がさえぎれない。
もちろん我々は我々でやれることをやらないと、とおもい色々考えた。
それでこの連休中やその前後は落ち着かない日々を過ごしていた。
その工事も今週末完了するので「After 編」でまとめようとおもいます。
随分永い事心配していて、疲れてしまったのでは無いでしょうか?