2008年 02月 14日
和歌山の旅 『山長商店さん編』 |
昨年6月10日に相羽建設さん主催の山長商店さんを講師に迎えた、住まい教室「木の話」に参加しました。
木を育て、材木にするまで…世代を超えて作り続け、受け継いでゆく過程や
さらには私たち住人の希望に沿った心配りの行き届いたプレカットの作業…など
いたく、感動して帰ってきました。
詳しくは相羽建設さんのブログ、”東村山プロジェクト「むさしの i タウン ~ 四季の街 ~ 」OMソーラーの家モデルハウス日記”にわかりやすくまとめてありますので参照してください。 住まい教室「木の話①」 、 住まい教室「木の話②」
もし、和歌山にゆくことがあればスライドだけでなく実際にこの目で見学したいなぁ…
とそれ以来おもっていて、思いのほか早くその機会がやってきました。
ただ、2泊3日の旅…丸一日を費やすことが出来ず、突然お邪魔したのですが
偶然、他のお客さんと一緒に回ることが出来ました。ありがとうございました。
あいにくの雨でしたが、工場内は木の香りでいっぱい。
アルファー波に えっらい良さそうな 職場ですね。
左:鉛筆削りのごとく、木の皮がむかれてゆきます。
右:各々の木の特性を見極めながら1つ1つ製材に挽いてゆきます。
左:現在使われている蒸気式乾燥庫
右:現在試運転中の新しい乾燥庫、減圧することにより芯の部分まで水分を蒸発
させることが可能なのだそうです。
この方が昨年もお話をしてくださった、山長商店 榎本常務さんです。
なんと!含水率、強度、ロットナンバー以外のものは手作業で印刷されていたのでした。「老舗のほんまもん」や 各取引先の工務店名のプレートがたーくさんありました。
というわけで我家の構造材が生まれた地を訪ねる旅となりました。
これが2006年6月20日上棟中の我家
内部の化粧材は、今ではいい色に焼けてきています。
ロットナンバー、「老舗のほんまもん」が1つ1つ印刷されています。
旅行で社会科見学?…と思われるかもしれませんが、2人ともかなり満足して
山長商店さんを後にしました。
モノが出来上がってゆく過程というのは本当に興味深い。
賑わっている観光地化されたところよりかえって楽しいものです。
突然お邪魔したにもかかわらず、丁寧に工場を案内いただき
本当にありがとうございました。
最近はこんなこと、よく考えることがあります。
昨年丹後で訪ねた、歴史あるお酢屋「飯尾醸造」さん(「お酢の始まりは棚田にあり」で紹介しました)もそうでしたし、本当に老舗といわれる代々引き継がれて守られているものというのは、けっしてそのまま踏襲しているだけではなく、その時代に寄り添い改革をしているからこその老舗であることを実感します。
「裸一貫ゼロから築いたもの」より、地味だけれど難しいように思うのです。
飯尾醸造 五代目見習いの彰浩さんと、山長商店 榎本常務さん…
作っているものは違いますが、話をするエネルギーというか情熱かな
お二人、とてもよく似ている気がします。
自分が生まれついた境遇を重圧にせず、面白い方へ切り開いて
仕事をしておられる…そんなところが似ているとおもうのでしょうか?
木を育て、材木にするまで…世代を超えて作り続け、受け継いでゆく過程や
さらには私たち住人の希望に沿った心配りの行き届いたプレカットの作業…など
いたく、感動して帰ってきました。
詳しくは相羽建設さんのブログ、”東村山プロジェクト「むさしの i タウン ~ 四季の街 ~ 」OMソーラーの家モデルハウス日記”にわかりやすくまとめてありますので参照してください。 住まい教室「木の話①」 、 住まい教室「木の話②」
もし、和歌山にゆくことがあればスライドだけでなく実際にこの目で見学したいなぁ…
とそれ以来おもっていて、思いのほか早くその機会がやってきました。
ただ、2泊3日の旅…丸一日を費やすことが出来ず、突然お邪魔したのですが
偶然、他のお客さんと一緒に回ることが出来ました。ありがとうございました。
あいにくの雨でしたが、工場内は木の香りでいっぱい。
アルファー波に えっらい良さそうな 職場ですね。
左:鉛筆削りのごとく、木の皮がむかれてゆきます。
右:各々の木の特性を見極めながら1つ1つ製材に挽いてゆきます。
左:現在使われている蒸気式乾燥庫
右:現在試運転中の新しい乾燥庫、減圧することにより芯の部分まで水分を蒸発
させることが可能なのだそうです。
この方が昨年もお話をしてくださった、山長商店 榎本常務さんです。
なんと!含水率、強度、ロットナンバー以外のものは手作業で印刷されていたのでした。「老舗のほんまもん」や 各取引先の工務店名のプレートがたーくさんありました。
というわけで我家の構造材が生まれた地を訪ねる旅となりました。
これが2006年6月20日上棟中の我家
内部の化粧材は、今ではいい色に焼けてきています。
ロットナンバー、「老舗のほんまもん」が1つ1つ印刷されています。
旅行で社会科見学?…と思われるかもしれませんが、2人ともかなり満足して
山長商店さんを後にしました。
モノが出来上がってゆく過程というのは本当に興味深い。
賑わっている観光地化されたところよりかえって楽しいものです。
突然お邪魔したにもかかわらず、丁寧に工場を案内いただき
本当にありがとうございました。
最近はこんなこと、よく考えることがあります。
昨年丹後で訪ねた、歴史あるお酢屋「飯尾醸造」さん(「お酢の始まりは棚田にあり」で紹介しました)もそうでしたし、本当に老舗といわれる代々引き継がれて守られているものというのは、けっしてそのまま踏襲しているだけではなく、その時代に寄り添い改革をしているからこその老舗であることを実感します。
「裸一貫ゼロから築いたもの」より、地味だけれど難しいように思うのです。
飯尾醸造 五代目見習いの彰浩さんと、山長商店 榎本常務さん…
作っているものは違いますが、話をするエネルギーというか情熱かな
お二人、とてもよく似ている気がします。
自分が生まれついた境遇を重圧にせず、面白い方へ切り開いて
仕事をしておられる…そんなところが似ているとおもうのでしょうか?
by baru-nishio
| 2008-02-14 17:39
| 08.02和歌山
|
Comments(2)
先日はわざわざお越し頂き、本当にありがとうございました!
本当に嬉しくて少々はしゃぎ気味でのご案内でしたが…(笑)
あれから本宮までの道中は大丈夫でしたか?
ご見学を楽しんで頂けたようで何よりです!
「祖父が植え、父が育ててくれたものを、自分が伐ることで生活している」
このサイクルが榎本家の家訓のようなものです。
これを守ることが、自分にも、住まい手の皆様にも、地球にも
良いことにつながる大前提だと思って、何とかやっています。
これからもどうぞよろしくおねがいします。
木のことで何かありましたら、いつでもお気軽にご連絡下さい(^-^)
本当に嬉しくて少々はしゃぎ気味でのご案内でしたが…(笑)
あれから本宮までの道中は大丈夫でしたか?
ご見学を楽しんで頂けたようで何よりです!
「祖父が植え、父が育ててくれたものを、自分が伐ることで生活している」
このサイクルが榎本家の家訓のようなものです。
これを守ることが、自分にも、住まい手の皆様にも、地球にも
良いことにつながる大前提だと思って、何とかやっています。
これからもどうぞよろしくおねがいします。
木のことで何かありましたら、いつでもお気軽にご連絡下さい(^-^)
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baru-nishio at 2008-02-15 00:08
榎本常務さま
URLをお知らせする前におそらくはあちこち探して、尋ねていただいたのではと思うと感激至極です。ありがとうございます。
本宮にはなんとか無事到着いたしました。
見学の折にいらしたスタッフの方々も気持ちよく我々に対応してくださり、そんな心配りがきっと作られるものにも表れているのだろうと思いました。
今後さらなる山長商店さんの発展をお祈りいたします。
また、何かの折に再会することができたらとおもっております。
URLをお知らせする前におそらくはあちこち探して、尋ねていただいたのではと思うと感激至極です。ありがとうございます。
本宮にはなんとか無事到着いたしました。
見学の折にいらしたスタッフの方々も気持ちよく我々に対応してくださり、そんな心配りがきっと作られるものにも表れているのだろうと思いました。
今後さらなる山長商店さんの発展をお祈りいたします。
また、何かの折に再会することができたらとおもっております。