土地探し考-おまけ

土地を購入した我々に飛んでくる周りの声は、だいたいが以下のようなこと。
”庭が広いと雑草取ったり…管理が大変よー！” だ。
…庭仕事に追われる生活になるのではないかと少々うんざりしていた。
確かに、ご近所さんは、手入れの行き届いた「イングリッシュガーデン風」家が立ち並ぶ。

そんなとき、いつも読んでいた、アサヒ・コム『小さな家の生活日記』に「これだ！」
と言う記事を見つけた。著者は、私の知っている雑誌では「チルチンびと」などにも生活に関する記事を書いている大平一枝さん。雑草だらけの庭でも日々の変化は楽しめるのでは？と解く。

”人間の力でどうこうしようとするのではなく、自然の力で庭が育っていくのを見守る。予測ができないからこそ楽しいと…”
「人生に庭は必要」アサヒ・コム『小さな家の生活日記』著：大平一枝 /2006年05月29日より引用

そうだ、考え方なのだ。
残した木の隙間にお気に入りの木を足してゆき、
暮らし始めて気持ちのよさそうな空間に木製のテラスをいつか増築し…
あとは、雑木林の土に埋まっていた根や種からどんな物が芽吹くか
楽しみに眺めようと…。

そのとき、おもったものだ。
何だかずいぶん、気が楽になったのを覚えている。

今は、「追われている」というよりは、草花の生命力に突き動かされるように…
やれる範囲で楽しんでいる。雑草も邪魔になるような物だけ抜く程度。
それで、いいとおもう。