2010年 04月 16日
湖北の十一面観音さま |
湖北・奈良・宝塚の旅…その2
今回も3日間で数々のお寺を回りました…全部、ツアコン庭師 任せ(苦笑)
今回は、小刻みにテーマ別にしてみようと思っていますが、お寺の周囲や庭の草花も生き生きして美しかったのでそんな写真も織り交ぜてアップしていきます。
最初に 訪れた場所をリストにしておきます。(→市内は歩いて廻りました。)
滋賀 湖北 : 石道寺、鶏足寺、向源寺
京都市内 : 知恩院→高台寺
奈良 : 唐招提寺、薬師寺、霊山寺
奈良駅周辺 : 東大寺→春日大社→二月堂→新薬師寺
大阪 : 勝尾寺
その2:20100416 『湖北の十一面観音さま』
その3:20100420 『平成の匠の技にふれる…』
その4:20100421 『お水送り と お水取り』
その5:20100423 『西国薬師霊場めぐり』
ちょっと 他の記事が間に入ったりしながら となりそうですが、ぼちぼち書いてゆきますね。
では まずは湖北から…
湖東は何度か行っていましたが、湖北は今回はじめて訪れました。
里山のたたずまいが美しく…そんななかにひっそりと寺院が守られているようにしてあったのが「石道寺しゃくどうじ」でした。
今回この湖北で三体の十一面観音さまにお会いしたのですが、二体は宝物館といったところに収められていて、この石道寺だけがお寺の厨子の中に大切に安置されていました。
石道寺 十一面観音立像
装飾や口の紅などがまだ残っていて 中ではいちばん女性らしいお姿です。

この石道寺は、村の人で交代で管理しているそうです…村の宝を村人の手によって守ってゆく、これが本来の継承の形なのだと思います…とはいえ、若い人がほとんど村に居ない今、この先管理の形を続けてゆくのは難しい時期にさしかかっているのだと、管理をされているおじさんが話していました。
(関西弁というより、やはり日本海側の福井あたりのアクセントがありましたね。)
それにしても…都を外れた寺院はなんとはなしにゆったりします。自然な風景の中に無造作に重文の仏像さまが置いてあったりして…。




このあと己高閣・世代閣 内蔵の数々の仏像さまとともに
「鶏足寺けいそくじ(旧飯福寺)」の十一面観音菩薩 にお会いしたあと…

最後に 渡岸寺観音堂(向源寺)へやってきました。
日本に七体ある国宝の十一面観音その中の一体が安置されています。
(ちなみに、聖林寺(高月町)、六波羅密寺(京都市)、法華寺(奈良市)、室生寺(宇陀市)、観音寺(京田辺市)、道明寺(藤井寺市)、そして 渡岸寺(高月町)の七体…気になって 調べてしまった ・ 苦笑)
渡岸寺 十一面観音菩薩立像 別の画像
湖北の十一面観音さまはやはり、若狭(福井)の十一面観音さまと繋がっていますね…
その中で独特なのがこの渡岸寺の観音さま。
「動き」があり、今にも歩き出しそうなお姿…体がふくよかで腿のあたりなどなめらかであるのにがっちりしていらっしゃいます。
通常十一面といいますと冠のように頭上に並べられますが、画像を見てお分かりのとおり、耳の両後ろ、頭の真後ろ頭上左右に三面ずつ頭頂に一面…といった形で彫られています。
正面のお顔を合わせ十一面。
庭師いわく、こういった形は、チベットの十一面千手観音に似ているね…と(ふ~ん…かも?)
十一面それぞれの表情の違いが明瞭に表現され、頭頂の一面も他の二体は如来相ですが、渡岸寺は菩薩相なんですね。
湖北にある 三体の十一面観音さま、なかなか感動ものでした…。
今回も3日間で数々のお寺を回りました…全部、ツアコン庭師 任せ(苦笑)
今回は、小刻みにテーマ別にしてみようと思っていますが、お寺の周囲や庭の草花も生き生きして美しかったのでそんな写真も織り交ぜてアップしていきます。
最初に 訪れた場所をリストにしておきます。(→市内は歩いて廻りました。)
滋賀 湖北 : 石道寺、鶏足寺、向源寺
京都市内 : 知恩院→高台寺
奈良 : 唐招提寺、薬師寺、霊山寺
奈良駅周辺 : 東大寺→春日大社→二月堂→新薬師寺
大阪 : 勝尾寺
その2:20100416 『湖北の十一面観音さま』
その3:20100420 『平成の匠の技にふれる…』
その4:20100421 『お水送り と お水取り』
その5:20100423 『西国薬師霊場めぐり』
ちょっと 他の記事が間に入ったりしながら となりそうですが、ぼちぼち書いてゆきますね。

湖東は何度か行っていましたが、湖北は今回はじめて訪れました。
里山のたたずまいが美しく…そんななかにひっそりと寺院が守られているようにしてあったのが「石道寺しゃくどうじ」でした。
今回この湖北で三体の十一面観音さまにお会いしたのですが、二体は宝物館といったところに収められていて、この石道寺だけがお寺の厨子の中に大切に安置されていました。
石道寺 十一面観音立像
装飾や口の紅などがまだ残っていて 中ではいちばん女性らしいお姿です。

(関西弁というより、やはり日本海側の福井あたりのアクセントがありましたね。)
それにしても…都を外れた寺院はなんとはなしにゆったりします。自然な風景の中に無造作に重文の仏像さまが置いてあったりして…。





このあと己高閣・世代閣 内蔵の数々の仏像さまとともに
「鶏足寺けいそくじ(旧飯福寺)」の十一面観音菩薩 にお会いしたあと…

日本に七体ある国宝の十一面観音その中の一体が安置されています。
(ちなみに、聖林寺(高月町)、六波羅密寺(京都市)、法華寺(奈良市)、室生寺(宇陀市)、観音寺(京田辺市)、道明寺(藤井寺市)、そして 渡岸寺(高月町)の七体…気になって 調べてしまった ・ 苦笑)
渡岸寺 十一面観音菩薩立像 別の画像
湖北の十一面観音さまはやはり、若狭(福井)の十一面観音さまと繋がっていますね…
その中で独特なのがこの渡岸寺の観音さま。
「動き」があり、今にも歩き出しそうなお姿…体がふくよかで腿のあたりなどなめらかであるのにがっちりしていらっしゃいます。
通常十一面といいますと冠のように頭上に並べられますが、画像を見てお分かりのとおり、耳の両後ろ、頭の真後ろ頭上左右に三面ずつ頭頂に一面…といった形で彫られています。
正面のお顔を合わせ十一面。
庭師いわく、こういった形は、チベットの十一面千手観音に似ているね…と(ふ~ん…かも?)
十一面それぞれの表情の違いが明瞭に表現され、頭頂の一面も他の二体は如来相ですが、渡岸寺は菩薩相なんですね。
湖北にある 三体の十一面観音さま、なかなか感動ものでした…。
タグ:
by baru-nishio
| 2010-04-16 14:01
| 10.04湖北・奈良・宝塚
|
Comments(2)
こんにちは~
さくら庭に来て下さってありがとうございました。
石道寺への道、そうそうこれこれとなつかしく拝見しました、こちらの仏様 大好きなのですが 好きなだけじーっと見ていられないのが たまにきずでした。
XMLいただいていきます <(_ _)>
さくら庭に来て下さってありがとうございました。
石道寺への道、そうそうこれこれとなつかしく拝見しました、こちらの仏様 大好きなのですが 好きなだけじーっと見ていられないのが たまにきずでした。
XMLいただいていきます <(_ _)>
Like
haniwaさん
こんばんは~いいえいいえ、どういたしまして。
haniwaさんはいつごろいかれたのでしょう?
つくづく滋賀は同じ県内でも琵琶湖の向こうは異国だなぁって感じました(笑)
今、夫にチェックを受けて直したところです。
何か間違いに気付いたら教えていただけると助かります。
リンクありがとうございます。
こんばんは~いいえいいえ、どういたしまして。
haniwaさんはいつごろいかれたのでしょう?
つくづく滋賀は同じ県内でも琵琶湖の向こうは異国だなぁって感じました(笑)
今、夫にチェックを受けて直したところです。
何か間違いに気付いたら教えていただけると助かります。
リンクありがとうございます。