2009年 01月 05日
『ap bank の挑戦 』 を見て思うこと… |
私が環境に興味を持ったきっかけは、かれこれ ふた昔も前のこと…(おおっ…)
野沢さんの事務所に入って「OMソーラー」に出会ったことからだとおもいます。
まだまだ OMは試行錯誤の頃で、そのミーティングなどを通じて様々な事務所の方々と
知り合いになりました…
そのころ私は山登りにも夢中になっていて、その知り合いの方々を募って定期的に
ハイキングをやっていました。とにかく元気でした…この頃の私。
自然の中で緑の風の中で歩いて頂上で鍋をつついて…
OMから自然エネルギーのすごさを知り、今度は自然のすばらしさを肌で感じよう!と、
そんなつもりが あったか なかったか?まぁとにかく楽しかっただけなのですが。
昨年の暮れ29日NHK総合で夜7:30から深夜まで
『SAVE THE FUTURE・年末スペシャル』と題して1部から3部に渡って
地球環境に関する番組をやっていました。
いま思うと残念なことに1部、2部は見る余裕がなく終わってしまった、録画していた3部の
『ap bank の挑戦』だけを後日ゆっくり見たのでした。
番組では『思いをつなぐ融資 ~ap bankが支える環境市民活動~』
というタイトルになっていました。
「ap bank」とは市民レベルの自然エネルギーをはじめ環境に関する様々な活動を
資金融資という形で支援している非営利組織のこと。
ap bankは、音楽プロデューサー小林武史と、Mr.Childrenの櫻井和寿の2名に、アーティストによる自然エネルギー促進プロジェクト「Artists' Power(アーティスト・パワー)」の発起人である坂本龍一氏を加えた3名が自己責任において拠出した資金をもとに、設立されました。ap bankの「ap」は「Artists' Power」のAP、そして「Alternative Power」のAPでもあります。ap bankは現在、小林、櫻井を中心に結成されたバンド「Bank Band」に加え、多くのアーティストの協力を得て行うイベント、CDやDVDなどの制作物の収益金を主な融資原資、活動資金としています。
(ap bank HPより転載)
「ap bank」に関する詳細は こちら
毎年行われている ap bank fes の様子。
to U : ap bank fes 08 (「to U」メロディーは 2:15 あたりから…)
番組は、これまで融資を受けた個人や団体の活動の様子や、その環境への思いや現実に
直面する問題を浮き彫りにするとともに、活動を支える小林さん、櫻井さんらの融資会議での
議論や、「ap bank fes」会場での融資先との交流の様子をドキュメント したもの。
(番組HPより抜粋)
私自身ap bank fesに参加したこともなく具体的な活動を良く知らなかったので
この番組は本当にうれしい企画。
(実際ap bank fes はプレミアチケットとなっており毎回すごい人気らしい。)
ナレーションは絢香さんap bank fesにも参加しているミュージシャンで、感じのいいナレ。
融資金額は上限500万円、年1%の低金利です。
融資先は専門家とともに「融資会議」のなかで、
「地域に根ざしたプロジェクト、規模は小さくても無理なく続けてゆけるもの」
を基準に決められています。そうした融資先は4年で70件に及びます。
資金を拠出するということで活動を支え、あとは専門家にお任せ…
じゃなく 会議に出て融資先についてもきっちり責任を持って意見を言っていく2人に好感。
「豚を使って人の手が入らなくなった農地を再生する取り組み」
「子供たちのための冒険学校開設のための資金として」
「小型水力発電でその村の自給自足を目指すプロジェクト」
「生ゴミをメタン菌によってバイオガスにしコージェネレーションで電気にする」などなど…
そのどれもが、等身大の手の届くちいさなプロジェクト…
そして活動している人々が皆いままで消費してきたもののツケを形にして返してゆこうという、その姿勢に心動かされる。
そしてそして…みーんな楽しそう…大変だけれど本当に楽しそう…。
でもこれは、きっといちばん大切なこと…。
ap bank fes のイベント会場はこうした融資を受けた団体も店を連ねる…
代表の小林さん と 融資を受けたおばあちゃんとの交流がほほえましい。
空の下で思いっきり音楽を感じ、環境のことに向き合うきっかけとなる 4年で24万人が
参加しているという…このイベントのパワーはほんとうにおおきいとおもう。
そしてなによりもミュージシャンの人たちがそのイベントを最高に楽しんでいるということ。
「チャリティです」…なんて堅苦しい匂いは全くなく、
楽しさがTVの映像を通してこちらにまで伝わってくる。
でも それが…いちばん大切なことなのだ…。
ある意味 fes に参加するミュージシャンたちにしても、自分たちがいちばん得意とする分野で
この数々のプロジェクトを支援し、活動する一員でしかないのかもしれない。
ふと、そんなことを思う。
櫻井くんが番組の中で言っているけれど、人それぞれの目的をもっていてap bankがその窓口となりしかもそのことで人と人、志をつないでいけたらいいな…と
そういったことが少しずつ広がってゆき…おおきな力になってゆきそうな希望がみえてくる。
さぁ…私は?…新年の目標じゃないけれど考えてみる…。
「季節の変化や自然に寄り添った生活をし、少ないエネルギー消費で快適に暮らすこと。」
かなぁ?具体的には…
CO2をなるべく出さない暮らしを心がけ…
自給自足につながるようなことをひとつでも多くやってみる…。
生ゴミを堆肥に代えて土壌を豊かにするのを助ける。
周囲の森が確実に少なくなっている中で今年も鳥たちが安心して命をつなげてゆけるよう
巣箱の大家でいること…(今年もおかげさまでもう、鳥たちが下見に来ています。)
そのことを含め周囲や我が庭の様々な生命を見守って将来へ引き継いでゆくこと。
山に出かけ多くの自然をみつめること…。
どれも等身大の(…は小林さんが言っていた言葉でしたね)周囲の小さなこと…
そしてやっぱり、このことを通じて私も「喜び」をたくさんもらっているのでした。
さらに機会があれば、もう少し踏み込んだこともやることが出来たら…
と…番組から刺激を受け 目論んでみたりする私です。
※ 番組内 櫻井くんのインタビュー
「環境に興味を持ったきっかけ」
まず、子供を育てていく中で
「何でこんな未来になるのをわかっていて 生んだんだ?」
といわれないための責任感ですかね。
日常 夫婦間で「環境にいい車があるみたいだよ」ということをヨメにいわれたり、
それも随分前の話なんですけど
まず洗剤を変えていったり そういうところから していました。
「ap bankの役割」
ap bankというものを通じて環境のことを考えてみようとおもうきっかけは
人それぞれだしその考えた結果、それぞれの目的をもってていいものだと思う。
そこの窓口にさえなっていて、しかも人と人、志をつないでいけたらいいな…と
何か目的を一つにこうしようよ、ああしようよ はなんか窮屈で…
そのやり方は何か逆にすごい大きな間違いを犯しそうな気がするんでは…。
で、銀行という方法を選んだんです。
「音楽と環境」
(「なんだろうな…」としばらく考え込んだあと…)
それこそ音楽って頭の中で作り出したものではないとおもうんですよ…
または作曲家が作り出すものではないと思っていて
(オカルトっぽいことを言うようですが)
それこそ普通に生活していて、風の匂いをかいで とにかく五感をいっぱい使って生きてるとなにかそこから音楽が降ってくるような気がするんです。
だから音楽は作ったものじゃなくて、それこそ誰のものでもないし地球の資源と同じように…何かそういうものをすごく与えられて音楽って出来てくると思うんですね。
その生まれてきた音楽をまた誰かに届けることによって
どこかで循環させていくようなそういうイメージが自分の中にはあって…。
番組を見ていて、要訳してみようと書き出していたら、書き起こしになってしまいました(笑)
正確ではありませんが ほぼ、そのままです。(ほんっと ヒマだなぁ…自己ツッコミ)
(ただ私の見たTVの情報が50分番組だったのですが、実際は60分番組だったようで最後の10分切れていました、、、
なのでこの間インタビューが入っていたかどうかはわからぬままです。)
まいど、たどたどしくはあるけれど…櫻井くんの言葉には力があって…感動しまくり。
櫻井くん自身もこんな普通の生活…五感を使って生活をする中で生まれた(降ってきた?)
歌だからこそ我々の心の中に響くものが出来上がるのだということを…しみじみ実感。
しっかし
「音楽が降ってくるのは、櫻井くんだけじゃないの?」
…と友人 スガシカオさんあたりからツッコミが入りそうな感じです(笑)
野沢さんの事務所に入って「OMソーラー」に出会ったことからだとおもいます。
まだまだ OMは試行錯誤の頃で、そのミーティングなどを通じて様々な事務所の方々と
知り合いになりました…
そのころ私は山登りにも夢中になっていて、その知り合いの方々を募って定期的に
ハイキングをやっていました。とにかく元気でした…この頃の私。
自然の中で緑の風の中で歩いて頂上で鍋をつついて…
OMから自然エネルギーのすごさを知り、今度は自然のすばらしさを肌で感じよう!と、
そんなつもりが あったか なかったか?まぁとにかく楽しかっただけなのですが。
昨年の暮れ29日NHK総合で夜7:30から深夜まで
『SAVE THE FUTURE・年末スペシャル』と題して1部から3部に渡って
地球環境に関する番組をやっていました。
いま思うと残念なことに1部、2部は見る余裕がなく終わってしまった、録画していた3部の
『ap bank の挑戦』だけを後日ゆっくり見たのでした。
番組では『思いをつなぐ融資 ~ap bankが支える環境市民活動~』
というタイトルになっていました。
「ap bank」とは市民レベルの自然エネルギーをはじめ環境に関する様々な活動を
資金融資という形で支援している非営利組織のこと。
ap bankは、音楽プロデューサー小林武史と、Mr.Childrenの櫻井和寿の2名に、アーティストによる自然エネルギー促進プロジェクト「Artists' Power(アーティスト・パワー)」の発起人である坂本龍一氏を加えた3名が自己責任において拠出した資金をもとに、設立されました。ap bankの「ap」は「Artists' Power」のAP、そして「Alternative Power」のAPでもあります。ap bankは現在、小林、櫻井を中心に結成されたバンド「Bank Band」に加え、多くのアーティストの協力を得て行うイベント、CDやDVDなどの制作物の収益金を主な融資原資、活動資金としています。
(ap bank HPより転載)
「ap bank」に関する詳細は こちら
毎年行われている ap bank fes の様子。
to U : ap bank fes 08 (「to U」メロディーは 2:15 あたりから…)
番組は、これまで融資を受けた個人や団体の活動の様子や、その環境への思いや現実に
直面する問題を浮き彫りにするとともに、活動を支える小林さん、櫻井さんらの融資会議での
議論や、「ap bank fes」会場での融資先との交流の様子をドキュメント したもの。
(番組HPより抜粋)
私自身ap bank fesに参加したこともなく具体的な活動を良く知らなかったので
この番組は本当にうれしい企画。
(実際ap bank fes はプレミアチケットとなっており毎回すごい人気らしい。)
ナレーションは絢香さんap bank fesにも参加しているミュージシャンで、感じのいいナレ。
融資金額は上限500万円、年1%の低金利です。
融資先は専門家とともに「融資会議」のなかで、
「地域に根ざしたプロジェクト、規模は小さくても無理なく続けてゆけるもの」
を基準に決められています。そうした融資先は4年で70件に及びます。
資金を拠出するということで活動を支え、あとは専門家にお任せ…
じゃなく 会議に出て融資先についてもきっちり責任を持って意見を言っていく2人に好感。
「豚を使って人の手が入らなくなった農地を再生する取り組み」
「子供たちのための冒険学校開設のための資金として」
「小型水力発電でその村の自給自足を目指すプロジェクト」
「生ゴミをメタン菌によってバイオガスにしコージェネレーションで電気にする」などなど…
そのどれもが、等身大の手の届くちいさなプロジェクト…
そして活動している人々が皆いままで消費してきたもののツケを形にして返してゆこうという、その姿勢に心動かされる。
そしてそして…みーんな楽しそう…大変だけれど本当に楽しそう…。
でもこれは、きっといちばん大切なこと…。
ap bank fes のイベント会場はこうした融資を受けた団体も店を連ねる…
代表の小林さん と 融資を受けたおばあちゃんとの交流がほほえましい。
空の下で思いっきり音楽を感じ、環境のことに向き合うきっかけとなる 4年で24万人が
参加しているという…このイベントのパワーはほんとうにおおきいとおもう。
そしてなによりもミュージシャンの人たちがそのイベントを最高に楽しんでいるということ。
「チャリティです」…なんて堅苦しい匂いは全くなく、
楽しさがTVの映像を通してこちらにまで伝わってくる。
でも それが…いちばん大切なことなのだ…。
ある意味 fes に参加するミュージシャンたちにしても、自分たちがいちばん得意とする分野で
この数々のプロジェクトを支援し、活動する一員でしかないのかもしれない。
ふと、そんなことを思う。
櫻井くんが番組の中で言っているけれど、人それぞれの目的をもっていてap bankがその窓口となりしかもそのことで人と人、志をつないでいけたらいいな…と
そういったことが少しずつ広がってゆき…おおきな力になってゆきそうな希望がみえてくる。
さぁ…私は?…新年の目標じゃないけれど考えてみる…。
「季節の変化や自然に寄り添った生活をし、少ないエネルギー消費で快適に暮らすこと。」
かなぁ?具体的には…
CO2をなるべく出さない暮らしを心がけ…
自給自足につながるようなことをひとつでも多くやってみる…。
生ゴミを堆肥に代えて土壌を豊かにするのを助ける。
周囲の森が確実に少なくなっている中で今年も鳥たちが安心して命をつなげてゆけるよう
巣箱の大家でいること…(今年もおかげさまでもう、鳥たちが下見に来ています。)
そのことを含め周囲や我が庭の様々な生命を見守って将来へ引き継いでゆくこと。
山に出かけ多くの自然をみつめること…。
どれも等身大の(…は小林さんが言っていた言葉でしたね)周囲の小さなこと…
そしてやっぱり、このことを通じて私も「喜び」をたくさんもらっているのでした。
さらに機会があれば、もう少し踏み込んだこともやることが出来たら…
と…番組から刺激を受け 目論んでみたりする私です。
※ 番組内 櫻井くんのインタビュー
「環境に興味を持ったきっかけ」
まず、子供を育てていく中で
「何でこんな未来になるのをわかっていて 生んだんだ?」
といわれないための責任感ですかね。
日常 夫婦間で「環境にいい車があるみたいだよ」ということをヨメにいわれたり、
それも随分前の話なんですけど
まず洗剤を変えていったり そういうところから していました。
「ap bankの役割」
ap bankというものを通じて環境のことを考えてみようとおもうきっかけは
人それぞれだしその考えた結果、それぞれの目的をもってていいものだと思う。
そこの窓口にさえなっていて、しかも人と人、志をつないでいけたらいいな…と
何か目的を一つにこうしようよ、ああしようよ はなんか窮屈で…
そのやり方は何か逆にすごい大きな間違いを犯しそうな気がするんでは…。
で、銀行という方法を選んだんです。
「音楽と環境」
(「なんだろうな…」としばらく考え込んだあと…)
それこそ音楽って頭の中で作り出したものではないとおもうんですよ…
または作曲家が作り出すものではないと思っていて
(オカルトっぽいことを言うようですが)
それこそ普通に生活していて、風の匂いをかいで とにかく五感をいっぱい使って生きてるとなにかそこから音楽が降ってくるような気がするんです。
だから音楽は作ったものじゃなくて、それこそ誰のものでもないし地球の資源と同じように…何かそういうものをすごく与えられて音楽って出来てくると思うんですね。
その生まれてきた音楽をまた誰かに届けることによって
どこかで循環させていくようなそういうイメージが自分の中にはあって…。
番組を見ていて、要訳してみようと書き出していたら、書き起こしになってしまいました(笑)
正確ではありませんが ほぼ、そのままです。(ほんっと ヒマだなぁ…自己ツッコミ)
(ただ私の見たTVの情報が50分番組だったのですが、実際は60分番組だったようで最後の10分切れていました、、、
なのでこの間インタビューが入っていたかどうかはわからぬままです。)
まいど、たどたどしくはあるけれど…櫻井くんの言葉には力があって…感動しまくり。
櫻井くん自身もこんな普通の生活…五感を使って生活をする中で生まれた(降ってきた?)
歌だからこそ我々の心の中に響くものが出来上がるのだということを…しみじみ実感。
しっかし
「音楽が降ってくるのは、櫻井くんだけじゃないの?」
…と友人 スガシカオさんあたりからツッコミが入りそうな感じです(笑)
by baru-nishio
| 2009-01-05 19:48
| TV・映画の話
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