月山・鳥海山を登る旅-2 |
翌日、それ程ひどくはないものの 雨模様…
朝7時頃月山八合目に到着。雨具を着込んでの登山。
ここから山頂を往復する。いちばん最短のコース。
登山口より弥陀ヶ原の木道を抜け、石のごろごろした登山道が始まる。
池塘には靄(雲)がかかり幻想的な風景に。
山はずーっと重い雲で覆われていた。
けれど ナナカマドやモミジなどが紅葉し始めていて目を楽しませてくれる。
日曜日と言うこともあってか雨にもかかわらず 多くの白装束(地下足袋も白なのですね)の参拝者とすれ違った。ツアーもあるようです。
白い綿の衣装が雨に濡れて寒そうで、ビニールのカッパもこの日の雨ではちょっと頼り無い感じ。登山シーズンは7月から10月中旬までと短い…。
仏生池小屋にて小休止。そして一気に山頂へ…。
山頂は石積みの塀で囲われている(山頂が境内なのです)なので山頂を踏むためには、お金を払ってお祓いを受けて月山神社本宮 社殿へ入るしかなく、、、
ちょっと迷ったがせっかくだから結局入ることに…(¥500/人)
ちなみに登山を主目的としてくる人のほとんどは手前の休憩所で一服し引き返しているようだ。百名山をやっていて「山頂を踏む」ことに重きを置いている人以外は…。
そのお祓いの様子、私にとってなかなか興味深いものだった。
「神社信仰」に不勉強な私だからなのかも。境内 撮影禁止のため文章のみ。
まず神主さんらしき人が何やら唱え促されるままに拝礼、拍手を打つ。
そして人形(ひとがた)をした白い薄紙を渡され体の各所にそれをあてがう…
(私は明日の登山で膝痛が出ないよう膝には念入りに…)
その人形(ひとがた)を水の張った器に浮かべる。で完了。
その人形(ひとがた)の薄紙を見た瞬間
「おっ『千と千尋の神隠し』にでてきたやつと一緒だね!」などと言ってしまった、、、(恥)
でも本当にそうだった…どんな意味があるのか調べてみたら面白いかも…きっと。
しかし、この薄紙をなんと言うのかさえも知らぬ…。
各地の神社を訪ね歩いた記録のHP「玄松子(GenSyouShi)の記憶」に神社信仰の側から「月山神社 月山本宮」について詳しく書かれていましたので 参考まで。
そんなことで踏んだ山頂だったけれど石積みの塀が高く例え天気が良かったとしても眺望が望めそうもなく、、、少しがっかりだった。
ま、次の日私の膝は絶好調だったのでごりやくがあったようで何よりだった。
眺望は望めなかったがこの季節ならではの草花に出会った。
この白い花は「ハクサンイチゲ」? オレンジピンクに紅葉した葉っぱ。
夏、白い花を咲かせたあとの「チングルマ」 岩陰に咲く紫の花。何だろう?
この黄色い花は「ミヤマキンバイ」? 池塘の草の紅葉…黄色からオレンジへ。
下山後 公営浴場で汗を流し、今夜の食料をスーパーで仕入れたあと、車を3時間走らせ一路 鳥海山登山口(祓川ヒュッテ側)へ…
その頃にはすっかり雨も上がって収穫間近の田んぼのお米も午後の日差しを浴びて金色に輝いてました。遠く鳥海山も夕日を浴びて美しいぞ!ワクワク…
今夜の我々の宿はその登山口駐車場。(もちろん無料)
公衆トイレあり、登山口に水場あり!…で言うこと無し。
ただちょっと気になるのが「8月15日熊が出ました」の看板……、、、、