2008夏…をふり返る |
このまま秋になってしまうのでしょうか?そうはいかないんでしょうね。
この夏の間中…おもっていたこと
なんだか変、どおして涼しいの??この疑問を解明すべく
シロウトなりの検証をしてみた。
2007夏 早池峰にて:エゾゼミ
まずは2007夏のOMのデータと2008夏のOMデータを比較してみた。
2007 夏
日付 最高/最低外気 最高/最低室温 涼風開始-終了 涼風時間
8月11日(土) 43.0℃/25.1℃ 30.0℃/27.3℃ 21:28-06:18 08:49
8月12日(日) 40.1℃/25.7℃ 30.3℃/27.3℃ 19:27-06:12 10:45
8月13日(月) 39.4℃/24.2℃ 31.3℃/26.0℃ 19:52-06:12 10:19
8月14日(火) 40.0℃/26.5℃ 31.9℃/27.5℃ 19:54-06:10 10:16
8月15日(水) 43.0℃/26.1℃ 32.9℃/27.5℃ 22:57-06:06 07:09
8月16日(木) 45.0℃/27.9℃ 33.4℃/29.0℃ 20:23-06:24 10:00
8月17日(金) 41.2℃/25.6℃ 31.9℃/28.1℃ 20:06-23:47 03:40
8月18日(土) 26.6℃/23.6℃ 28.1℃/25.7℃ 22:20-00:30 02:10
8月19日(日) 40.0℃/24.2℃ 30.4℃/25.5℃ 20:50-23:25 02:35
8月20日(月) 41.9℃/23.6℃ 28.8℃/25.5℃ 21:58-00:18 02:19
2008 夏
日付 最高/最低外気 最高/最低室温 涼風開始-終了 涼風時間
8月11日(月) 38.9℃/23.5℃ 30.2℃/25.7℃ 21:08-23:28 02:20
8月12日(火) 36.3℃/25.2℃ 30.2℃/27.0℃ 22:30-22:51 00:21
8月13日(水) 38.3℃/25.9℃ 30.8℃/27.5℃ 23:20-23:33 00:12
8月14日(木) 40.2℃/25.7℃ 31.6℃/27.4℃ 21:44-23:29 01:45
8月15日(金) 41.8℃/24.4℃ 32.8℃/26.7℃ 21:06-23:25 02:19
8月16日(土) 40.0℃/24.7℃ 32.3℃/27.3℃ 21:39-00:39 03:00
8月17日(日) 25.8℃/20.6℃ 27.3℃/23.7℃ 20:49-23:06 02:16
8月18日(月) 34.4℃/20.3℃ 26.9℃/23.1℃
8月19日(火) 35.9℃/23.7℃ 29.7℃/25.9℃
8月20日(水) 37.8℃/22.8℃ 29.6℃/25.8℃ 22:53-23:16 00:22
※ 「最高/最低外気」はOMの外気温センサーのデータ。
最高は所沢のアメダスデータよりもだいたい +4℃~5℃ 高い値が表示される。
ところが最低はほとんど差がないコンマ以下の違い程度。
※ 室温は、1階のもの。リビングのある2階は、これより +2℃前後 高い。
涼風
まずおもったのが、去年はけっこう夜中涼風をつけたまま眠っていたのだなぁということ。
寝苦しい日が結構多かった。
また後で触れるが今年は、日中暑い日でも夕方から涼しい風が流れていた。
数日は扇風機も活用しながら、窓を全開にしていれば
夕食時から寝るまでの間だけ涼風を使えば済んでしまった。
最低気温が20度前半の日なら風呂上りに使う程度。
雨の日も涼風は活用、2階の室内へ流す分には窓を開けているのと同じなので。
排気時間、屋根熱量、排気電力量
昨年のデータがあれば、伐採後の今年かなり違うのがわかるかもしれないが、
冬の集熱量が上がっているのだから確実に今年の方が上の値をたたき出していることと思う。
外気温と室温の差を昨年と比較しても、排気しきれずに室温が上がっていると言った影響は多分ないようにおもう。
最高/最低外気温
所沢のアメダスデータで2007年と2008年を比較してみた。
共通とするため7月25日~8月24日の1ヶ月間で見ている。
2007年最高気温 38度台:2日、37度台:2日…35度以上の日:8日
2008年最高気温 38度台:0日、37度台:0日…35度以上の日:7日
2007年最低気温 27度台:1日、26度台:0日…24度以上の日:11日
2008年最低気温 27度台:0日、26度台:0日…24度以上の日:13日
今年は7月中旬過ぎから波のように35℃を超える猛暑日がやってきた。
上記OMデータのちょうどお盆のころも猛暑日だった。
去年は梅雨明けが遅く8月になって一気に気温が上がり、38度、37度台などというとんでもない日があった、今年はさすがに38度、37度台の日はなかった、けれどその4日を除けば35度以上の真夏日は去年今年で大きく違いがない。
同様に最低気温も同じことが言える気がする。
と…長々データを睨んできたけれど、、、と・に・か・く
去年今年を気温だけで比較する以上の「暑さ」「涼しさ」の違いを感じたのだ。
そんな話を庭師としていたら
実は「今年の北日本地方はかなりの冷夏」らしいというのだ。
庭師の会社内でしか見ることができないのだがハレックス社(庭師の勤める会社の関連企業で気象予報士を派遣したりしている会社)の越智社長が今年の夏について自身のブログに書いているのだとのこと。
残念ながらセキュリティが厳しく一般からアクセスできず印刷してもらい目を通した。
読んでやっと今年の夏に納得した。
内容はこんな感じ。ちょと引用…(2008.08.15.に書かれたもの)
今年の夏は、名古屋から西の地方では連日猛暑日が続いているようです。いっぽう、関東地方も昼間の最高気温は35℃近くまで上がり、数値的には暑いのですが、そのわりには日陰に入ると風が幾分心地よいし、日が翳ってからもなんとなくすごしやすい夏にはなっています。
日本列島の夏のお天気を決定付けるのは太平洋高気圧の勢力なんです。
今年は太平洋高気圧の勢力が平年より弱く、太平洋高気圧の張り出しの北限が日本列島の太平洋岸の一部、名古屋から大阪を結ぶ線よりも南西の地域にとどまっているのが特徴です(平年なら日本列島をすっぽり被うほどなのですが……)。
このため、暑いと言っても東京の気温は名古屋や大阪、福岡といった西日本地方より幾分低いですし、北日本、岩手県や青森県といった北東北地方はや北海道では平年以下の気温の夏になっています。
また、そのため日本列島周辺(北日本と北陸から山陰にかけて)でなかなか低気圧や前線が消滅してれくれないのも今年の気象の特徴で、前線までは至らなくても、局地的に大気の状態が不安定な所が多く、東京都心や神戸市、金沢市を襲ったようなゲリラ豪雨が全国的に発生しやすくなっています。これも太平洋高気圧の勢力が弱く、大気の状態がスカッと安定しないためです。
…なるほど、、、この関東の過ごしやすさは太平洋高気圧の勢力が弱く、
北からの寒気が流れ込んできていることによるようです。
なかなかTVで気象予報士の方もここまで踏み込んで説明してくださらなかったので
やっとすっきり納得できました。
もう少しで、ここはもしかしたら避暑地なのかも、、、などとおもうところでした(笑)
「毎年こんなだったら楽なのに、、、」…という淡い期待はもたないほうがいいみたいです。
やはり来年こそ「エアコン」でしょうか?
それにしても、周囲の木が伐採されたことによってそれがとりあえず悪い影響
となっていないようなのでほっとしています。
伐採による「防風林」がなくなったことも「風通し」に幸いしています。
西側のモデルハウスが西日をさえぎってくれることにも助けられています。
今年は台風も少ないですね。これからガンガン上陸するのでしょうか?
あの熱帯低気圧のびちょびちょの暑さがないだけでもこの夏は楽だったとも言えますね。