リグラリアに関する備忘録 |
記事にして まとめ。
知っている人には「あ、それ?」的なことですが、私にはものすごーく感動。
昨日「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花 」(山と渓谷社刊)をパラパラと眺めていたら、軽井沢レイクガーデンで見て以来 虜になった、リグラリアが(キク科 Asteraceae メタカラコウ属 Ligularia ・・・メタカラコウ属=リグラリア)であることを知りました。 ⇐今さらですが…(^^;
⇓ 軽井沢レイクガーデンのリグラリアたち
2015年9月5日
上の葉っぱとは明らかに違い、葉が濃いですね…
ちなみにレイクガーデンには、4種類のリグラリアが植わっているそうです。
・ミッドナイトレディ
Ligularia dentata
'Midnight Lady'
・オセロ
Ligularia dentata
'Othello'
・ブリットマリィクロウフォード
Ligularia dentata
'Brit-Mrie Crawford'
・プルツェワルスキー
Ligularia przewalski
の4種類でしょうか?
他にも何種類かあるようですが、良く出回っているのはオセロ以外の3種類でしょう。
このリグラリア…わたしは端っから欧米からやってきた植物だと思い込んでいて、なかなか育てるのにはデリケートなイメージが 強かったのですが(ミッドナイトレディを1株枯らしている(^^;)プルツェワルスキー以外の3種は、本州、四国でも自生する マルバタケブキ(Ligularia dentata)の銅葉選抜種なんですね…ですので、丈夫で日本の気候に合っている植物の筈なのです。。。 (乾燥には少々弱いようですが。)
「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花 」より、メタカラコウ属 リスト
・メタカラコウ Ligularia stenocephala (Maxim.) Matsum. et Koidz.
・オタカラコウ Ligularia fischeri (Ledeb.) Turcz.
・ハンカイソウ Ligularia japonica Less.
・ヤマタバコ Ligularia angusta (Nakai) Kitam.
・マルバタケブキ Ligularia dentata (A.Gray) H.Hara
・トウゲブキ(エゾタカラコウ) Ligularia hodgsonii Hook.f.
・カイタカラコウ Ligularia kaialpina Kitam.
花は、どれも橙を帯びた黄色、プルツェワルスキーの花によく似ているのが、メタカラコウ、オタカラコウ、ヤマタバコですね・・・。
おぎはらのHPの記述に、” プルツェワルスキーはメタカラコウの仲間 ” とあります。
ちなみに、一見 同じ属のように思える・・・
野山北の雑木林などでも見られる「ノブキ」は、キク科 Asteraceae ノブキ属 Adenocaulon himalaicum Edgew. で、花は白で見た目かなり異なり、花の細部の構造はメタカラコウ属より、むしろ「フキ」に似ています。
「ツワブキ」は、キク科 Asteraceae ツワブキ属 Farfugium japonicum (L.) Kitamura で、葉が厚くつやがあり、常緑。花期がメタカラコウ属より遅いです。
我家のリグラリア・・・2015年入手、花はまだ見ていない(涙、
6月30日の
ミッドナイトレディ
上に見えるのはツワブキ
この品種は、実生でも増えるのでかなり良心的な価格で最近は出回っています。
6月30日の
名無しの
リグラリア
昨年9月
軽井沢レイクガーデンのショップで
(ガーデンに植えて増えたものの鉢あげ品のため、品種わからず…ミッドナイトレディの緑が強く出た品種か…オセロだったりして♫ )
両方とも、昨年よりずいぶん大きくなりました。
山ではこれから、メタカラコウ属の植物を見る目が変わりそうです。
マルバタケブキ…見てみたいですね~ (いやっ、すでに出会っていて見過ごしているだけなのかも(^^;)
というわけで・・・あー、面白かった。
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リグラリアはツワブキとほぼ同じかとおもっていましたが
実は属が異なるのですね!
勉強になりました😍
メタカラコウ属…何回か復習しないと名前を忘れそう^^;
コメントありがとうございます。
そう言っていただけると、書いた甲斐があります。
メタカラコウは、雌宝香と書きます。
同じ属でオタカラコウ(雄宝香)もあります。
これなら覚えられそうでしょ?(^^