2008年 12月 03日
浄瑠璃寺・中山寺 |
奈良、京都のはずれ と 宝塚へ…その1
今回も西国三十三箇所霊場を含む6つのお寺を訪れましたその中でも 特に
「浄瑠璃寺」と「中山寺」について記しておくことにします。
浄瑠璃寺のある加茂町というと、奈良がもうすぐお隣です。
なかなか行きにくいところにあるのですが、この「九体の阿弥陀如来さま」は
見ていて飽きません。また寄ってしまいました。
三重塔に安置されている「薬師如来さま」はまた公開日には合わなくて見られませんでした。 今回は、団体の観光客の方々向けにご住職が「浄瑠璃寺」について解りやすく本堂の正面で
説明しておられました。
そのお話を本堂内から阿弥陀如来さまの前に座って、ちゃっかり聞かせていただきました。
そのなかの一つのお話…記憶にあるままに。
通常、仏像を安置する建物というのは人がお参りするようにできてはいないそうです。
単に安置するだけのための建物で人はこの池の向こうから、小さな小窓から覗く
阿弥陀様のお顔に向かって参拝するのが通常の形でした。 ですから以前は池が
建物ぎりぎりまであって中央部分の屋根が伸びてはいなかったそうです。
たとえば宇治の平等院がその例に挙げられます。ですのでお寺によっては堂内で
参拝するにはちょっと狭い建物が多く見られるのはそういった理由からです。
いつも思うのですが、本堂のモジュールがぴったりとこの「九体の阿弥陀如来さま」を納めるためにできている究極のスケールバランスにうなってしまいます。
中心の2間なかにおおきい「阿弥陀如来中尊像」と1間に一体、それが左右に4体ずつ。
さらにその両脇に1間ずつあり、四天王、不動明王三尊像などが安置されています。
天井は垂木に漆喰で塗りこめられてシンプルにまとめられ、光背の高さにあわせるように
垂木がかけられています。寄せ棟 瓦屋根で12間、シンメトリーの美しい本堂です。
※ 室内の様子は、木津川市HPの写真を参照ください。
ほう~…堪能いたしました。紅葉のお庭もまた格別。
翌日朝一番で訪れたのが 宝塚にある西国三十三箇所霊場24番 中山寺です。
こちらは、街中のお寺らしく出店なども出ていて賑やかでした。 このお寺…我々は西国24番ということで御朱印をもらうのが目的で訪れたのですが
ほとんどの方々は「子供」に関する何がしかの目的で参拝、または祈祷のためやってくる。
「子授け祈願」「安産祈願」その「お礼参り」「お宮参り」そして「七五三まいり」まで網羅する!
さすがに「学業祈願」まではありませんでしたが、、、
そのためかお寺には階段を登らなくて済むよう「エスカレーター」が付いている!
「それにしてもこのお寺お金随分落ちてるよねぇ…」と庭師とひそひそ話…。
新しい多宝塔、本堂の改修された色鮮やかな塗装など見てつくづく感じてしまった。
大阪らしい(兵庫県ですが…)といえば、大阪らしい。
今回も西国三十三箇所霊場を含む6つのお寺を訪れましたその中でも 特に
「浄瑠璃寺」と「中山寺」について記しておくことにします。
浄瑠璃寺のある加茂町というと、奈良がもうすぐお隣です。
なかなか行きにくいところにあるのですが、この「九体の阿弥陀如来さま」は
見ていて飽きません。また寄ってしまいました。
三重塔に安置されている「薬師如来さま」はまた公開日には合わなくて見られませんでした。
説明しておられました。
そのお話を本堂内から阿弥陀如来さまの前に座って、ちゃっかり聞かせていただきました。
そのなかの一つのお話…記憶にあるままに。
通常、仏像を安置する建物というのは人がお参りするようにできてはいないそうです。
単に安置するだけのための建物で人はこの池の向こうから、小さな小窓から覗く
阿弥陀様のお顔に向かって参拝するのが通常の形でした。 ですから以前は池が
建物ぎりぎりまであって中央部分の屋根が伸びてはいなかったそうです。
たとえば宇治の平等院がその例に挙げられます。ですのでお寺によっては堂内で
参拝するにはちょっと狭い建物が多く見られるのはそういった理由からです。
いつも思うのですが、本堂のモジュールがぴったりとこの「九体の阿弥陀如来さま」を納めるためにできている究極のスケールバランスにうなってしまいます。
中心の2間なかにおおきい「阿弥陀如来中尊像」と1間に一体、それが左右に4体ずつ。
さらにその両脇に1間ずつあり、四天王、不動明王三尊像などが安置されています。
天井は垂木に漆喰で塗りこめられてシンプルにまとめられ、光背の高さにあわせるように
垂木がかけられています。寄せ棟 瓦屋根で12間、シンメトリーの美しい本堂です。
※ 室内の様子は、木津川市HPの写真を参照ください。
ほう~…堪能いたしました。紅葉のお庭もまた格別。
翌日朝一番で訪れたのが 宝塚にある西国三十三箇所霊場24番 中山寺です。
こちらは、街中のお寺らしく出店なども出ていて賑やかでした。
ほとんどの方々は「子供」に関する何がしかの目的で参拝、または祈祷のためやってくる。
「子授け祈願」「安産祈願」その「お礼参り」「お宮参り」そして「七五三まいり」まで網羅する!
さすがに「学業祈願」まではありませんでしたが、、、
そのためかお寺には階段を登らなくて済むよう「エスカレーター」が付いている!
「それにしてもこのお寺お金随分落ちてるよねぇ…」と庭師とひそひそ話…。
新しい多宝塔、本堂の改修された色鮮やかな塗装など見てつくづく感じてしまった。
大阪らしい(兵庫県ですが…)といえば、大阪らしい。
by baru-nishio
| 2008-12-03 18:41
| 08.11京都郊外・宝塚
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